← 星の物語トップへ
今日着る服の色を選ぶ

タイの「今日の服の色」の選び方:タクサーで見る位置別ラッキーカラー

タイのラッキーカラー表はどこから出てくるのでしょう? その日のタクサーに星の色を重ねると、仕事・お金・恋愛・幸運・避ける色が出てきます。占星術師ごとに表が違う理由も解説します。

01

タイの「今日のラッキーカラー」文化

タイのショッピングサイト、カード会社、放送局のサイトは、毎年新年になると「今年の吉兆の服の色」の表を出します。表を見ると、曜日ごとに「仕事がうまくいく色」「金運の色」「恋愛の色」「ラッキーカラー」、そして「避けたほうがよい色」が書かれています。日本の私たちにとっては、今日何を着るか悩む朝の小さな楽しみに近いものです。

興味深いのは、これらの表が思いつきで作られたものではなく、一定の規則から出てくることです。その規則の名前が、先に紹介したタクサーです。この記事では、表がどのように作られるのか、Horasatがそれをどう見せるのかを見ていきます。

02

規則はシンプル、「着る日」のタクサーを広げる

一般に紹介されている方法はこうです。服を着る日の曜日を基準に、タクサーの8つの位置を広げます。その日の星が最初の位置になり、太陽、月、火星、水星、土星、木星、ラーフ、金星の順に残りの位置が埋まります。そして、位置ごとに受け持つ星の色で服の色を選びます。

星の伝統的な色は、太陽は赤、月は黄色、火星はピンク、水星は緑、木星はオレンジ、金星は水色、土星は紫、ラーフはグレーか黒寄り、と紹介されます。これは曜日の色と同じ体系です。位置につく名前はこうです。影響力(デート)の位置の色は「仕事がうまくいく色」、生活の基盤(ムーラ)の位置の色は「金運の色」、助け(モントリー)の位置の色は「恋愛とご縁の色」、吉兆(シー)の位置の色は「ラッキーカラー」、気をつけて見る部分(カーラキニー)の位置の色は「避ける色」です。

03

実際の表と比べてみました

タイのカード会社KTCが仏暦2569年(西暦2026年)向けに公開した曜日別の吉兆の服の色の表を、この規則と照らし合わせてみました。結果は驚くものでした。7つの曜日すべてで、「ラッキーカラー」は吉兆の位置の星の色、「避ける色」は気をつけて見る部分の位置の星の色と一致したのです。「仕事」は影響力、「金運」は生活の基盤、「恋愛」は助けとなる縁の位置の色とも合っていました。

火曜日を例にとってみましょう。火曜日のタクサーは、火星、水星、土星、木星、ラーフ、金星、太陽、月の順です。表の火曜日の「仕事」の色は紫と濃いグレーで、影響力の位置が土星なので紫系です。「金運」の色は茶色とグレーで、生活の基盤の位置がラーフなのでグレー系です。「恋愛」の色は赤とピンクで、助けとなる縁の位置が太陽なので赤です。「ラッキー」の色はオレンジと茶色で、吉兆の位置が木星なのでオレンジ、「避ける色」は白と黄色で、最後の位置が月なので黄色です。

もうひとつ例を挙げると、水曜日は避ける色がピンクです。水曜日のタクサーで最後の位置が火星だからです。日曜日は避ける色が青と紺ですが、最後の位置が金星なので水色です。同じ規則が曜日ごとに繰り返されます。表に茶色、オールドローズ、ネイビーのような星の基本色にない名前が見えるのは、同じ系統の似たトーンをあわせて書いたものです。

04

占星術師ごとに表が違う理由

すべての表が同じではありません。タイでも、占星術師ごと、メディアごとに、吉兆の色の表は違って出ます。タクサーの意味づけをどこに置くか、どの色を同じ系統にまとめるか、曜日の色を「生まれた曜日」に当てるか「着る日」に当てるかが、少しずつ違うのです。

KTCの表自身も、この推薦が科学的事実ではなくタイの伝統的な信仰であり、個人の努力や善行も色選びに劣らず大切だと明記しています。色は補助的な手段にすぎないということです。ですから「この色が正解」と決めつける記事は、少し疑ってかかってもよいでしょう。

05

Horasatで位置別の色を見せる方法

Horasatは、生まれた曜日のタクサー8つの位置を広げ、各位置に置かれた星の伝統色をそのまま見せます。たとえば月曜日に生まれた人の「影響力」の位置には水星が来るので緑が、「気をつけて見る部分」には太陽が来るので赤が出ます。吉兆・生活の基盤・助けなどの位置の名前は、やさしい日本語に言い換えた表現です。

これらの色は「着るとよいことがある色」ではなく、「自分のタクサーの各位置を象徴する色」です。今日の気分を整えるときに、軽く参考にしてください。今日の色のページでは、バンコク基準の今日の曜日の色と、その日のタクサーで見た位置別の色をあわせて見られます。

06

自分だけの色ノートをつくる

色の表を読むところから一歩進んで、自分だけの色ノートをつくってみましょう。朝に着た服の色を書き、一日の終わりに気分がどうだったかを一行書きます。数週間たまるだけで、「緑を着た日は落ち着いていた」「オレンジを着た日は口数が増える」といった自分だけのパターンが見えてきます。

そのパターンをタクサーの色と比べてみるのも面白いものです。影響力の位置の色を着た日は発表がしやすかったか、吉兆の位置の色を着た日は気分がよかったかを確かめてみてください。占星術が当たっているか外れているかを決めたいのではなく、自分の経験と伝統を並べて比べる遊びです。結果が合わなくても全然かまいませんし、むしろ「自分だけの色」を見つけるきっかけになります。

07

朝、服を選ぶ小さな儀式

色を選ぶことの本当の魅力は、「今日はどんな一日にしたいだろう」と一度立ち止まって考えさせてくれる点にあります。大事な発表がある日は影響力の位置の色をアクセントに入れ、親しい人に会う日は助けとなる縁の位置の色を思い浮かべる、といった具合です。避ける色が出てきても、禁止ではなく「今日はこの色以外も、もう一度考えてみよう」くらいの軽い提案として受け止めてください。

タイでも、色を一か所に集めるより、シャツ、スカーフ、バッグ、靴のような小物でポイントを入れる方法が紹介されています。気軽に試せる方法です。色が一日を保証してくれるわけではありませんが、一日を始める自分だけの小さな儀式にはなれます。

FAQ

よくある質問

生まれた曜日が基準ですか、着る日が基準ですか?

タイで使われる表には、どちらの方式もあります。この記事で照らし合わせた表は、着る日の曜日を基準に読めましたが、Horasatは生まれた曜日のタクサーから位置別の色を見せます。

避ける色を着ると、悪いことが起きますか?

そんなことはありません。避ける色は、伝統で「気をつけて見る部分」を象徴する色であり、不運を保証するものではありません。

ほかのサイトの色の表と違います。

占星術師やメディアごとに表は違います。同じ規則から出発しても、意味づけや色のまとめ方が変わるからです。ひとつの表を正解と見なさなくても大丈夫です。

SOURCES

参考にした資料

この記事を書く際に参照した外部資料です。解釈と要約はHorasat編集部によるものです。

  1. KTC, สีเสื้อมงคล 2569 สีถูกโฉลกประจำวันktc.co.th ↗
  2. อำนาจ ปักษาสุข, ตำราทักษากับการตั้งชื่อของคนไทย(Vannavidas 2556)so06.tci-thaijo.org ↗
  3. Wikipedia(タイ語), สีประจำวันth.wikipedia.org ↗
  4. Sanook, เทวดานพเคราะห์ ผู้เป็นเจ้าเรือนชะตามนุษย์ในตำราโบราณsanook.com ↗
TRY IT YOURSELF

読んだ内容を自分の誕生日で確かめてみましょう

生年月日を入れるだけで、生まれた曜日の星と曜日の色がすぐにわかります。入力した日付は保存しません。