タイ 曜日の色の由来と意味まとめ:誕生日の色もわかる
日曜日の赤から土曜日の紫まで、タイで曜日ごとに色が決まっている理由と、水曜日の夜のグレーまで、7つの曜日と8つめの枝を一目でまとめました。

タイのカレンダーはなぜカラフルなのでしょう
タイを旅していると、同じ色の服をそろえて着ている人たちに出会います。特定の日に通りや建物がひとつの色に染まるのを見ることもあります。この光景の背景には、「曜日ごとに象徴する色がある」という古い習慣があります。タイ語では「シー・プラチャム・ワン(สีประจำวัน)」、直訳すると「曜日の色」です。
タイ語版ウィキペディアは、この体系をヒンドゥーの神話と占星術の原理から生まれたものと説明しています。それぞれの色は、その日を守る天上の存在、つまりテワダー(เทวดา)の体や衣の色を表すというのです。つまり曜日の色は好みではなく、空の7つの天体が身にまとった衣の色だという話です。
曜日の色を一目で見る
日曜日:赤。太陽(พระอาทิตย์、スーリヤ)が守る日です。
月曜日:黄色(クリーム色)。月(พระจันทร์、チャンドラ)が守る日です。
火曜日:ピンク。火星(พระอังคาร、マンガラ)が守る日です。
水曜日の昼:緑。水星(พระพุธ、ブダ)が守る日です。
水曜日の夜:グレーから黒寄りの暗い色。ラーフ(พระราหู)が守る枝です。この枝は色の表に載らないこともあり、出典によってグレーや黒など違いがあります。
木曜日:オレンジ。木星(พระพฤหัสบดี、ブリハスパティ)が守る日です。
金曜日:水色から青。金星(พระศุกร์、シュクラ)が守る日です。出典によって薄い青、または紺と書かれます。
土曜日:紫。土星(พระเสาร์、シャニ)が守る日です。
色の由来、天体がまとった衣
タイ語版ウィキペディアが伝える由来話によると、天上の7つの存在は、イサワン(พระอิศวร、シヴァ)が呪文を唱えて、さまざまな動物を神聖な存在に変え、それぞれ違う色の布をまとわせ、聖なる水で清めたとされています。話は伝承ごとに違いますが、核心は同じです。曜日の色は、その日を守る存在の体の色、または衣の色から来たということです。
面白いのは、すべての色がその存在の体の色と一致するわけではないことです。たとえば土星の存在を黒い体で描く伝承があるのに、土曜日の色は紫です。逆に月を白い体で描く伝承があるのに、月曜日の色は黄色です。だからこの体系は、科学的な対応というより、長く使われるうちに定着した文化的な慣習として理解するのがよいでしょう。
水曜日はなぜ二つあるのでしょう
タイ占星術で水曜日は特別です。昼は水星が守りますが、午後6時から翌朝6時までは、ラーフが守る時間として区別します。ラーフは9つの星の中で、目に見える体を持たない「影の星」です。太陽と月を飲み込んで日食・月食を起こすという神話のために、暗く神秘的なイメージで描かれます。
そのため、水曜日の夜の色は緑ではなく、夜の色に近いグレーや黒で語られることが多いのです。Horasatの画面でも、水曜日の夜は緑と区別されるやわらかなグレー系で表現しています。この色は「不吉」ではなく、夜空と影、日食のイメージから来たものです。
曜日の色と星のペアをもう一度整理
7つの曜日の色は、それぞれ空の天体とペアになっていて、いっしょに覚えると覚えやすくなります。太陽は炎のような赤、月はやわらかな黄色の光です。火星は赤い星なのにピンクで表されるのが面白いところ。水星は緑、木星はあたたかなオレンジ、金星は水色、土星は神秘的な紫です。
このペアは、星の実際の色と一致しないことが多いので、天文学的な観察の結果というより、神々の物語と長い慣習が作り出した象徴の体系として読むのがよいでしょう。タイの人たちがこの色を暮らしの中でどれほど楽しんでいるかは、日ごとに変わる街の風景から簡単に感じ取れます。
日本の読者のための活用ヒント
まず、自分の誕生日が何曜日かを確認してみてください。その曜日の色は、「私の星の色」にするのがいちばん自然です。次に、友達や家族の曜日の色も調べておくと、プレゼントやカードの色を選ぶときの話のきっかけになります。タイ式に一日の色を決めて、服や小物に取り入れるのも楽しい遊びです。
曜日の色は吉凶を分ける基準ではなく、象徴です。月曜日に黄色が似合うからといって他の色を着てはいけないわけではなく、黒を着る日が決まっているわけでもありません。今日の気分に合う色を選んでから、「今日のタイの曜日の色は何だろう?」と一度見比べるくらいが、いちばん楽しい使い方です。
実際にはどう使われているのでしょう
タイの人たちは、曜日の色を2つの方法で使います。ひとつめは、「自分が生まれた曜日の色」を大切にする方法で、誕生曜日の色の服や小物を選ぶことがよくあります。ふたつめは、「今日が何曜日か」に合わせて、その日に着る服の色を選ぶ方法です。曜日の色の服で気分を上げたり、同僚と色をそろえたりする人もいます。
ただ、これを吉凶の保証として受け取る必要はありません。色は、その日の気分を整える小さな儀式、あるいは友達と話すきっかけくらいに使うのが楽しいのです。今日の色はHorasatでバンコク基準の曜日で確認でき、自分の誕生曜日の色は誕生日の計算機ですぐに見られます。
よくある質問
月曜日が黄色なのには理由がありますか?
月曜日は月(チャンドラ)が守る日で、タイの伝承では月の色は黄色またはクリーム色として伝えられています。月を白で描く伝承もありますが、曜日の色は長い慣習で定まった値なので、体の色といつも一致するわけではありません。
出典によって色が少しずつ違います。どれが正しいのですか?
7つの曜日の基本色(赤・黄・ピンク・緑・オレンジ・青・紫)はおおむね共通ですが、金曜日の青系と水曜日の夜の色は出典ごとに違います。Horasatはこれを「ひとつの正解」ではなく、伝統の中の幅として紹介します。
自分の曜日の色の服を着るとよいことがありますか?
色が結果を保証する根拠はありません。タイの曜日の色は信仰と文化の一部で、楽しく活用する象徴です。
参考にした資料
この記事を書く際に参照した外部資料です。解釈と要約はHorasat編集部によるものです。


